京からかみ

京からかみとは

からかみとは「唐紙」と書き、遣唐使時代に中国から伝来した紙を指します。
その後、遣唐使の廃止により輸入されなくなった紙に代わり、和製の唐紙が誕生しました。

やがて、貴族たちが詩や和歌を書く際に使用した唐紙の中に、文様を施したものが出てきました。
襖紙として使用される唐紙はこの紋様紙が原型になっています。

これら歴史の中で生まれた京からかみは、伝統の製法に習い、手掘りの版木を使用し、絵の具や糊の調合、色の移し、刷り上げまでのすべての工程が、職人の手で行われています。

  • 新たに掘られた版木以外にも、180年前に制作された版木を使用する場合もあります。
  • 様々な好みにあわせた文様がございます。要望に合わせた版木制作も承ります。
  • 雲母や胡粉、顔料等が、布海苔、姫糊、膠(にかわ)樹脂等の接着剤と調合します。
  • 柄の切れが無いように、版木を置き換えながら連続して刷っていきます。

文様サンプル、施工例

同じ木版でも、摺り色・原紙など、お客様のご要望に応じたオーダーが可能です。『京からかみ』は、襖紙を『オーダーメイド』していただけるお楽しみを提供できます。

襖や障子以外でも、壁紙や照明、屏風やレリーフ等、様々な施工が可能です。